【転載】福島第一原発20~30キロ圏内犬猫レスキューの今

またまた転載です。

福井県で猫のレスキュー活動を行っている「ねこさま王国」さんが、福島20~30キロ圏内犬猫レスキューをがんばって下さっています!

被災地の動物達が、彼らを愛する人間が、震災から2ヶ月以上たった今もまだ、現在進行形で苦しみ続けているという現実があります。

この転載記事を読んで頂き、現地の今も続く悲惨な現実をどうか知ってください。
そして、被災ペット救済の為、必死の努力を続けている方々へのご支援をお願い致します。

ねこさま王国さんより、転載大歓迎とお伺いしました。
より多くの方に、原発20~30キロ圏内での犬猫レスキューの現状を知って欲しいと願っております。

以下、ねこさま王国さんブログより転載です。
ちょっと長いですが、そのまま掲載させてもらいます。



【転載】私が泣いてばかりいた訳。そして奇跡の出来事。(被災犬猫救助・ねこさま王国)

私は当初、この震災で場所が東北・・と言う、あまりにも遠い場所なので、レスキューなんて考えてもいませんでした。

 福井県からは700キロ以上、当初は高速も、ガソリン事情も悪く女の私が行けるはずもない・・と思っていました。
 毎日、TVのニュースをみては涙が出、何か・・何か出来る事はないかと考えてばかりいたんです。

 何の資格もなく、民間人は邪魔になるだけだと思っていたのですが、人間の役に立てないのなら、せめて、自分がしている猫の救済を考え、原発事故で、取り残された猫達を何とかしようって思ったんです。

 犬のレスキューは散々出ていたのですが、猫の団体が見当たらなかったので・・・。

 結局、初めて行ったのは道路が落ち着いてきた1カ月後でした。そして、あまりの悲惨さに、次回を考え、GWに5日間、準備を整え行った時の事でした。

 このころ、立入制限区域に住んでいた方々もGWと言うことも有り、南相馬市に沢山いたようです。

 車に「犬猫預かります」と言うポスターを貼っていたので、いろんな方に声をかけられました。

 その時のいろんなお話が頭に残って、今も離れません。

 頭がおかしくなったんじゃないのかって思うぐらい、涙しか出てこないんです。

 コンビニであったその方は、今はビーグルちゃんと一緒に避難所にいる方でした。

 以下、私が聞いたお話です。

 3月12日、急に原発が爆発するかもしれないから一応緊急で避難になり、バスに乗せられ、皆着の身着のまま・・それでも、沢山の犬猫を連れた方が避難所にいました。

 忘れもしない、3月16日。吹雪の日です。

 次の避難所に行くと言うことで、迎えのバスが来たのですが、

 「ペットは連れて行けません。ペットはバスに乗せられません。」と言われました。

 その時、吹雪の中、

 犬を連れて、降りる方。

 嗚咽しながら犬や、猫を下し放す方。

 子供だって一緒なんです。体の悪いおじいちゃん、おばあちゃんと一緒なんです。一緒に降りるなんて出来ない人も大勢いたんです。ましてや、家の近くでもない遠い知らない食料も来ない避難所で。

 そして、吹雪の中、犬と一緒に立っている方が見え、自分らが放した犬猫が見え、皆むせび泣く中次の2回目の避難所に行かれたそうです。

 その方は親戚の車に乗って避難所に向かったそうなんですが、親戚の方は他の身内がいるかもしれない避難所に向かい、女性とその家族、ビーグルちゃんが一緒でした。

 ですが、今回の避難所では犬猫は建物の中に入れず、

 今まで、外で飼ってた訳でもないビーグルちゃんを「外に繋いでくれ」と言われたそうです。

 吹雪の中、愛犬を守るべく、ろくなコートも来ていなかったですが、外で愛犬と過ごしました。

 あの子だけ辛い思いをさせたくなかったし、凍え死んでしまうかもと思ったので。

 と、話して下さいました。

 聞いていて涙が出るだけでした。

 でも、

 今の避難所は・・とパンフレットを見せてくれ、ログハウスのようなところでした。

 一緒に入れるんです。・・と嬉しそうに話してくれました。

 それだけがこの話の救いでした。

 そして、その方のお兄さんの飼っていた犬の話で・・

 あの時、2~3日で帰れるからとガレージに閉じ込めてきたワンちゃんがいたそうです。

 お兄さんは車が無かったので、ちょっと落ち着いてからも戻れなかったそうです。

 その女性が助けに行ったそうなんですが、犬の声はするものの、ガレージの扉は固く、開かず、窓もなく、ご飯さえあげれなかったと。

 次に道具をそろえて行った時にはガレージからは物音ひとつせず・・・

 ・・・あきらめて帰りました。と。

 可哀相な事をしてしまったんです。。と。

 その時、私は、自分がなぜ、震災直後、その時でさえ沢山の犬猫のレスキューが福島やいろんな被災地に向かって行ったのに、私は行かなかったんだろうって。

 犬や猫のボランティアをしてますって常日頃言ってたのに、こんな時に、一番必要だった時期に、何故いかなかったんだろうって自分自身を責めてしまいました。

 今頃行って、そんな話を聞いてめそめそ泣くぐらいなら、もっと早くいけば良かった。

 今度、何か災害があったら、真っ先に駆けつけよう。

 今、毎日思っています。

※ お願いですが、この件について行政に苦情や機関に抗議などされないで下さい。
もう、済んだことですし、あの時は取り残された病人や、人間も多くいたのです。犬猫ばかりではなく、避難した人も1枚の毛布で3人が寝ていた状態の時の事です。

 行政も役人も自分の家族がいたのに被災地に残し、仕事を今もし続けている人たちなのですから。
 

そんな中、今週火曜日朝携帯が鳴りました。

 「南相馬の・・にいるんですが、犬を保護してくれませんか?」との事でした。

 私は今、福井だし、でも、今南相馬に行ってる、一番初め福島入りした時いっしょだったガルドンさんが行ってると思いだし、連絡しました。

 ワンちゃん2匹でした。
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この2匹のワンちゃんは浪江から来ました。

 浪江は原発から10キロぐらいのところ・・その6号線辺りにいたそうです。

 ある、20キロ圏内で働く方が、この2匹の犬を先導してくれました。

 弱っていて、そして人に助けてもらいたいかのように寄って来て、その方は、何とかここから連れだそうと思ったそうです。

 もちろん、仕事で来ている以上、車に乗せて保護することは出来ず。。

 少しずつ、ご飯をあげながら、

 車を

 ゆっくり。

 ゆっくり進ませて。

 犬達を少しずつ、ついて来させ、

 そして、弱った犬達も、

 昔あった幸せな生活を取り戻したいかのように。

 少しずつ。

 少しずつ進み、

 ワンコ2匹は。

 20キロ圏外から

 脱出出来たんです!!

 奇跡のようでした。

 22日から完全に閉鎖された地域から、犬が2匹、助けてもらえる人間の手によって出て来れたんです。

 弱った体で10キロ近く、車についてきた犬は最後の力を失い、そのまま福島の動物病院に。。

 それでも、スクリーニング検査は受けなければなりません。

 線量は0.6。

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 たった0.6でした。
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体中ダニに刺された跡で酷く、貧血気味で、栄養失調で。

 でも、生きていてくれたんです。
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 点滴も受け、一晩入院し、そして、神奈川の動物病院にもかかり、今は神奈川のガルドン玉川学園(ペットショップ)にて保護してもらっています。

 今、あまりにもダニが酷く、毛刈りをされて別犬になっていますが、背中に茶色いぶちのある、イングリッシュセッターちゃんと、柴のMIXちゃんです。

 今まで、飼主さんの為に愛犬、愛猫を捜してあげたいと思っていました。

 でも、今は、

 頑張ったあの子達の為に飼主さんに合わせてあげたい・・・!

 そう思っています。

 福島で沢山犬猫を保護してきましたが、去勢済のワンちゃんは初めてです。
大事に飼われていたんだろう・・。、とてもしつけの入ったおりこうなワンちゃん達です。

 頑張って生きていてくれた彼らに「パパママ」に合わせてあげたい。。。

 イングリッシュセッターを飼われている方は浪江でも、そう多くはないと思います。

 20キロ圏内で放浪していた沢山の犬達。

 もう、命の灯は消えかかっていると。

 そして、保健所での処分を恐れた人たちが愛犬を離し、20キロ~30キロ圏内をさまよっています。

 これ以上。

 辛く、餓えた、悲しい思いを、口のきけない動物達にさせたくない。

 そんな気持ちで、皆、福島に通っています。

 気持ちはあります。

 でも、

 命が持ってくれるのか?

 私たちの活動が続けられるのか?

 自問自答しながら毎日を過ごしています。

 そして、私が出会った、犬班、猫班と呼んでいる人たち。。皆個人の方です。
まがりにもボランティアでHPを持っていて、寄付を募れるのは私とCat Pauさんぐらいです。

 協力して下さる団体さんは丸投げで受けて下さる所もありますが、どこも今他の団体も沢山の犬猫を抱え、苦労してらっしゃいます。

 個人の皆さんが保護した犬猫の保護費も含め、私が代理で寄付を募り、少しずつ必要なところへ送金・物資配送をしています。

 ぜひ、ご協力頂けたらと思います。

 今回から、かんたママさんの「石川ドックレスキュー」様も預かり等協力して頂ける事になりました。
石川や近隣の県の皆様が協力して頂けtら、福島の子達をもっと救えると思います。

 私はもともと猫ボラで・・犬の団体さんとはほとんど面識がありません。
日記を見て下さっている皆様のお知り合いで、地域で犬のボランティアをされている団体様がいらっしゃいましたら是非、ご紹介して頂ければと思います。

 一つの団体が5匹ずつでも、、10個の団体が協力して下されば、50匹保護ができます。

 大きな団体さんは数百抱え、もう、限界です。。

 小さな団体同士。

 協力し合えたらと思います。

ーーー追記ーーーー
P5200196

 ちなみに毛刈りをされたセッターちゃんです。♂

白地に赤、青の模様入りの布製首輪
       去勢済み
       腹部に手術の跡があります
放浪場所 浪江 6号付近

P5200184

柴ミックス?ちゃんです。♀

           黒の革の太い首輪
           おそらく避妊済み





転載終わり。

この日記を読んで、何か感じていただけたらと思います。
⇒ねこさま王国ブログはこちら
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我が子玉太郎とたまこの成長記録だったけど、すっかり子猫の里親募集ブログ化してしまいました。今年も子猫がやってきたよ☆石川県・富山県・福井県で里親募集中!当ブログ掲載の写真や記事は著作権がございます。無断転載はおやめください。
About me
★登場人物紹介★

私:フサB。自宅敷地内TNR活動中。ちょいちょい子猫を保護して里親探しをしている。猫をテーマにした趣味の手仕事で癒されたりしている。

夫:普通の夫。
息子「玉太郎」:2000年ベビーも既に高校生。
娘「たまこ」:2006年生まれ・将来の夢はいろいろ。
犬:クロ、年齢不詳、猫の運子が好物。
猫:リーダー茶々朗、オバハン瑠璃(2012年お盆に死去)、不死身の銀朗(2017年1月25日死去)、ともに2007年生まれ。元祖たぬき猫シェイミ:2008年9月生まれ(2011年4月に死去)、2代目シェイミ2011年9月生まれ、ぴーちゃん2012年11月生まれ。
人間4名、犬1名、猫3名の8名家族です。

タヌキネコアイコンは、愛してやまない元祖シェイミがモデル。